●コストパフォーマンスは一番!、基板材料/FR-1について


●こんにちは、株式会社ティー・エム・ユニティー営業のSuzukiです。

●今回はコストパフォーマンスの高さから、民生品(ラジカセ、ステレオ、ゲーム機/ゲーム周辺機器、電話機、洗濯機、冷蔵庫などの白物家電)に採用され続ける「プリント基板の材料/FR-1」についてのお話しをさせて頂きます。


●紙フェノール基板材/FR-1 (Flame Retardant Type 1)

紙フェノール基板材/FR-1ですが、別名として「ベークライト基板材」とも呼ばれており、私の知る限りプリント基板としての材料のなかでも「最も古くから使われている基板材」になると思います。基本的な色目は「黄色がかった色」となり、原料/素材から由来する独特のにおいがすることも。上記にも記載しましたが、コストパフォーマンスの高さから海外では今でも現役で使用されています。(日本国内に限れば、紙フェノール基板材を使用して基板製造する工場が減少しているという現実もありますが.....)

材料構成としては、絶縁体の「紙」をベースに「フェノール樹脂」を浸透させて形成したものとなり、主に片面基板にて使用されます。通常的な使い方からいえば、他の材料(FR-4、CEM-3など)のような銅メッキによるVIA/スルーホールの形成はできません。

材料特徴として、紙がベースになるので「熱/湿気に弱い、物理的/機械的強度が低い」となり、基板材としての反りや、パターン割れ/クラックも生じやすくなります。ただ、その反面加工性はすこぶる良好となり ”パンチング/打ち抜き加工” は普通に実施可能、場合によってはカッターなどでスジ目を入れて簡単に割ることも出来ます。

IC/LSI/CPU回路のような高信頼性、製品ライフを要求するような基板には向きません。また、紙フェノール基板材を使用する片面基板となれば、アートワーク設計、プリント基板設計、パターン設計に要求されるスキルも違ってくるとなります。





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●Writing by Tmunity/Suzuki

アートワーク設計|プリント基板設計 (株)TMU

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