●プリント基板におけるレジストの役割


●こんにちは、株式会社ティー・エム・ユニティー営業のSuzukiです。

●弊社、得意分野である、アートワーク設計、プリント基板設計、パターン設計ですが、その後の工程として「プリント基板製造」があります。今回はプリント基板の製造工程である「レジスト」についてのお話しをさせて頂きます。


●プリント基板におけるレジストの役割

プリント基板におけるレジストの意味/意義ですが、まず真っ先に上げられるのは「絶縁材/絶縁膜である」ということになります。レジストが塗布されていないプリント基板の表面は「銅箔/配線パターンが全て剥き出しの状態」となり、金属製の工具(+/-ドライバー、ピンセット、テスタープローブ、等)はもちろん、微細な金属粉であってもプリント基板の表面につけば ”回路ショート=意図しない回路接続” の原因となってしまいます。また、プリント基板にレジストを塗布することで空気(主に湿気)にふれにくくなるので、銅箔(純度の高い銅)の酸化(十円玉が黒ずむような現象)を防ぐことにもつながります。


●部品実装における役割

もう一つ、レジストが受け持つ大事な役割があります。部品実装における「ハンダショートの防止」がそれにあたります。(上記「回路ショート=意図しない回路接続」と似ているようですが、少し意味合いが違うとなります)

レジストの特徴として「ハンダを弾く性質」があります。その特性を利用し、レジストを塗布することで ”ハンダを盛って導通/通電させるエリアを限定させる” ことができるようになります。最新の電子部品(IC/LSI/CPU 等)ですが、”小スペース/リード間狭ピッチ” がキーワードとなっており、一昔前の電子部品に比べると実装にかかる負担は格段に上がってきています。小さな部品の狭いリード間にレジストが残る、残らないで「不良品 or 良品」のパーセンテージが変わるくらいで、非常に重要な役割を担っています。


●レジスト色のセレクションは可能!

ごく一般的なプリント基板であればレジスト色は緑色になります。

最近は個性/デザイン性を重視した ”カラフルなレジスト色” を採用したプリント基板も増えて来ており、下記の様なセレクションも可能となっております。

・レジスト色=緑色 (一番ベーシックな色) 

・レジスト色=白色 (LED用途のプリント基板で採用の多い色)

・レジスト色=黒色/マット系 (バックライト用途のプリント基板で採用の多い色)

・レジスト色=黒色/光沢系 (バックライト用途のプリント基板で採用の多い色)

・レジスト色=青色 (海外製造のプリント基板で採用の多い色) 

・レジスト色=赤色 (海外製造のプリント基板で採用の多い色)

・レジスト色=クリアに近いような黄色系 (比較的珍しい色となります)




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●Writing by Tmunity/Suzuki

アートワーク設計|プリント基板設計 (株)TMU

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